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市政報告2015年2月12日

市立中学校でスクールランチ方式の昼食が実現

市政報告2016年1月1日 新聞掲載画像

横浜市教育委員会は昨年末「横浜らしい中学校昼食のあり方」を発表しました。これは「横浜型配達弁当(仮称)」と「家庭弁当」のどちらも選択できる方式であり、当日注文に対応する「業者弁当」も併せて用意し、平成28年度中に全市立中学校で実施することを目指します。この発表に至るには、公明党市議団の足かけ20年に及ぶ取組がありました。

一人のお母さんの声から

公明党市議団が中学校昼食のあり方検討に取り組み始めたのは平成3年、「病気のため中学生の息子のお弁当作りができない」と嘆く一人のお母さんの声からでした。
家庭の状況に変化があっても困らない方策を探る中で、パンや牛乳の自動販売機の校内設置を提案したのは平成8年。財政的にも実現可能で、多様な選択肢のある「スクールランチ」を提案したのは10年のことでした。以後、11年にはスクールランチ導入への署名運動、12年に民間委託によるスクールランチ実施の提案、19年にはモデル校での実施を要望し23年に実施。その後も市会での議論をリードし、昨年ようやく全校での実施を前提とした各校の環境調査にこぎつけました。

「横浜らしい中学校昼食」公明党提唱の方式と一致

現在は、事業者のノウハウや経験を取り入れた効果的な実施方法を探るため、ヒアリング参加事業者を募っているところです。またこの度発表された27年度予算案にも必要な費用が計上されています。

横浜の食育の成果発揮へ

小学校での給食を通して食物と健康の関係、食材や食事を作る方々への感謝などを学んだ横浜の子どもたちは、中学校では自分の身体の特性に合わせ、必要な食事の内容と分量を判断するという「食の自立」への段階を迎えます。
「健康こそ宝」と成人は誰もが思うものですが、成長期の中学生時代にこそ、地球狭しと活躍できる未来の健康体の基礎が出来上がります。中学生たちが、ご家族の助言を受けながら、そうした「食の選択」ができる力を身につけられるよう、中学校昼食と食育の環境をさらに整えてまいります。

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