横浜市会議員 中区選出 福島直子

市政レポートvol.15

平成26年度決算を議決

市政レポートvol.15 新聞掲載画像

横浜市会は昨日、本会議を開催して平成26年度決算を議決し、27年度第3回定例会を閉じました。

老朽管更新の現場を調査

決算委員会を前に、温暖化対策・環境創造・資源循環委員会の委員長として、市民生活に欠かせない下水管の更新状況を調査してきました。
中区など早くから市街化が進んだ臨海地域の下水管では、私たちの生活排水と雨水の両方を一つの管で処理場まで運ぶ「合流式」が採用されていますが、敷設から50年以上が経過しコンクリートの劣化による管の強度低下等が懸念されています。
予期せぬ道路陥没を予防し耐震性も向上させるためには管の更新が必要ですが、道路を掘り返して管を入れ替える工法では周辺への影響が大きく、時間と費用は莫大なものになります。
そこで、既存の管の内側に帯状の樹脂を巻きつけていく最新の工法を採用した山下町・人形の家付近の施工現場に入ってきました。

重要さ増す「アセットマネジメント」

3.11の経験を踏まえて「路面下空洞化調査」の必要性を市長に訴え、市内主要道路下の調査を推進してきた公明党市議団の一員として、私は道路下の下水や、その先の処理場(水再生センター)の維持管理や災害対策に要する費用の捻出にも高い関心を持っています。
人口構造の変化により、今後大きな税収増が望めない時代になっても、これまで横浜市民の暮らしを支えてきた公共インフラ・施設の維持管理・更新費用は増加こそすれ減少することはないからです。

横浜市が始める新公会計

26年度決算特別委員会では政策局と財政局の審査を担当しました。
政策局では26年度に策定した「公共施設管理基本方針」に掲げた「従来の発想にとらわれない公民連携の推進」について、財政局では「公共建築物マネジメントの考え方」や財源確保につながる公有財産の有効活用等について質問しました。
また財政局が国の求めに応じて平成29年度から公表開始する予定の「新公会計」の取組状況を確認し、民間企業同様の複式簿記による決算書が示されることで、公共インフラ・施設の維持管理や活用に関する市民の理解が進み、公共施設における新しい価値創造が行われることに期待したいと述べました。

ラグビーW杯が2019横浜に

日本代表が史上初の1大会3勝を挙げたことで一躍注目を集めたラグビーW杯。4年後の2019大会決勝戦は横浜国際競技場で行われることが決定しています。大変楽しみですが、オリンピック・パラリンピック東京大会前年の19年には、新市庁舎建設をはじめとする数々のビッグプロジェクトを実現しなければならない横浜市です。
課題は沢山ありますが、「一人は皆のために、皆は一人のために」のラグビー精神を胸に理想に向かって進んで行きましょう。

s
市政レポート一覧へ戻る