横浜市会議員 中区選出 福島直子

voiceよこはま 78号 2016年秋号

中区内の全市立中で開始

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10月3日に中区内市立中学校でも始まった「ハマ弁」の様子を視察するため、公明党横浜市会議員団15名で「港中学校」を訪問しました。

「バランスがよく温もりある昼食」を実現

事業者が専用トラックで搬送したお弁当は、多目的ホールの一角の保管コーナーに「ハマ弁」販売員のもと昼食時刻まで安全に管理されます。昼休みを知らせるチャイムが鳴ると、あらかじめインターネットやファックスで申し込みをしたハマ弁を受け取りに子どもたちがやって来ました。
おかずとご飯の基本セットで360円のハマ弁は、日替りメニューで肉系と魚系の2種類から選べます。これに日替りのスープをつけて+30円。パック牛乳をつけて+80円とすることもできます。試食したカレイのカレー風味揚げは副菜とのバランスも良く、ご飯、スープも温かく納得のいくものでした。容器のデザインにも様々な工夫がされており、中学生の昼食を充実させようと取り組まれた教育委員会の皆さんの愛情を感じました。
また箸やスプーンは家庭から持参してエコに努めるなど、食育とともに環境教育も生かされています。

選択の幅が広がり昼食が充実

教室で食事する生徒さんの様子を拝見したところ、家庭からの弁当を持参している人が多くハマ弁利用者は、まだ1〜2人。当日購入できる近隣飲食店が作った弁当を食べている子どもも数人いました。食後、インタビューに応じて下さった子どもたちの話では「3回利用したが美味しいと思う」「メニューは保護者と相談して予約している」「興味を持っている人は多い」とのことでした。
多くの保護者の要請も受けようやく実現した「ハマ弁」― 保護者の試食会を行うなどしてさらに理解を深め、より多く利用していただきたいと思います。ハマ弁は、今年度中には全ての市立中学校で実施されます。

〔常任委員会/特別委員会〕

各地の事例を調査

水道交通委員会では、人口減少時代見据えた北九州市の水道管更新の取り組みについて調査。予算額で2割減の効果が確認されているとの説明を受けました。
また熊本市では、先の地震被害への対応を通し、大規模災害時における他自治体からの支援を受けるための用意が事業継続計画の中に織り込まれていることの重要性を学びました。
大都市行財政制度特別委員会では、本年度の調査テーマである「大都市制度の実現へ向けた行財政運営」の参考とすべく、「健全化判断比率」が政令指定都市中トップクラスの堺市の取組について聴取してきました。
また鯖江市では、市の歴史と産業を背景に活発に行われている行政課題への市民参画を「鯖江市民主役条例」に集約した経緯を学んできました。

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