横浜市会議員 中区選出 福島直子

市政レポート Vol.53

市政レポート Vol.53

市民の小さな声集め活力ある横浜をさらに


任期最後となる市会定例会で無事令和5年度予算案を議決し、明後日から新年度が開始します。

 皆を笑顔にする満開の桜―生命の限りを尽くして咲く一つ一つの花の集まりです。多くの市民の声がカタチとなって今日の横浜があるように、私も「一人の声から、中区をつくる」との思いで5期20年働いて参りました。

区内全てのJR駅がバリアフリーに

区内の公共交通の要であるJR山手駅や石川町駅、関内駅のバリアフリー化に取り組んできました。粘り強く進めることができたのは、まだ山手駅にエレベーターがなかった頃、一人の女性と出会ったからです。週に何回か電車で人工透析に通っている方でした。

 一日がかりの透析を終え山手駅までたどり着くと、ホームから改札まで急な階段を降りるのが最後の難関とのこと、私はこの話を伺い、公明党の推進で2000年に成立した「交通バリアフリー法」を適用し、少しでも早くJR駅のバリアフリー化を進めるべきと強く思い、駅利用者にアンケートを実施。実に多くの方がバリアフリー化や駅周辺の改良を望んでいることが分かりました。

 アンケート結果を持って、JR東日本や横浜市、中区役所などを訪問し、駅バリアフリー化の早期実現をと地域の皆様と要望活動もしました。こうして山手駅は13年、石川町駅南口は石川商店街の電線地中化と相前後して19年、更に関内駅北口の改良工事は昨年完了し、先行駅と併せ中区内の全てのJR駅でホームまでのルートにエレベーターかエスカレーターが設置されたのです。

 一人の小さな声の先には、同じ思いをしている何百人もの人が必ずいる―そんな思いで、私は今後も、市民の皆様のお声を聞き続けていきたいと決意しています。

横浜の未来へ街づくり

山下ふ頭と根岸米軍住宅地区跡地は、市中心部に残る広大で貴重な財産です。山下ふ頭は「丁寧な市民意見の反映を」との要望を受けて、二度目の市民、企業・団体からの意見募集を終えたところです。米軍住宅地区跡地は、返還を前提に米軍使用施設の撤去と土壌汚染調査等を終えようとしているところです。いずれも、関係者や近隣住民の思いと歴史性を大切にしつつ、広範で最新の知見を集めた街づくりを進めるべきと考えます。

市と国のネットワークで

事業推進の裏付けとして国の財政支援が欠かせません。また防災や創エネといった首都圏レベルの機能も期待されており、この具体化には結党以来の取組で強固なネットワークを持つ公明党各級議員との連携が欠かせないものと考えます。

 今後も、市民の小さなお声を万朶の桜と咲かせるため全力で働いて参りたいと思います。

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