横浜市会議員 中区選出 福島直子

ボイスよこはま 110号 2025春号

ボイスよこはま 110号 2025春号

令和7年度 中区の予算案も審議しました


横浜市議会では、横浜市各局の来年度予算案を審議するとともに、「個性ある区づくり推進費」として各区ごとに立案される予算案について区長からの説明を受け、各区選出議員が意見を述べる会議を開きます。令和7年度予算案については2月4日に中区役所で行いました。
 「中区として重視する視点」として区長は①子ども子育てに関する取組 ②地域活性化 ③安全安心なまちづくりの3点をあげ、
1) 安全・安心で健やかにくらせるまちづくり
2) 子どもから高齢者までともに支え合うまちづくり
3) 多文化共生のまちづくり
4) 地域の活力があふれるまちづくり
5) 地域に寄り添い、ともに行動する区役所づくり
を柱とする29事業(総額6億4,153万3千円)に取り組むとしました。この中から福島直子が注目する内容をいくつかご紹介いたします。

地域防災力向上事業~マンション防災に力を

防災の取り組みの第一歩は「事前の備え」です。中区では自治会・町内会ごとにさまざま取り組んでいますが、地域特性や居住形態の違いに着目することが重要です。特に中区民の約7割が共同住宅の住人でありながら自治会・町内会に所属しない方も多いことから、いわゆる「マンション防災」として特化した事業を行うよう要望してきました。
 その結果、令和6年度から「マンション防災アドバイザー派遣事業」が開始され、中区役所が費用を負担し、管理組合の要望に応じた防災研修、防災講話、防災訓練支援等を受けることができます。希望される管理組合は、中区総務課へお問い合わせください。

みらい環境育成事業~まちの美化に力を

歴史的景観があり、港と緑に彩られる中区ですが、街なかに散乱するごみの多さは、その魅力を半減させてしまいます。多くのお客様を迎える横浜の玄関・中区には、まちを美しく保つ責任があります。
 また、街なかのゴミの多くはプラスチックの容器や包装です。横浜港に面する中区のゴミは風に飛ばされ、雨に流され、やがて海洋ゴミとなって地球の海洋環境に悪影響を与えています。中区でも年数回クリーンアップ行事を行いますが、一人ひとりがもっと、まちの美化を意識して暮らしましょう。

多文化交流事業~みんなヨコハマ中区人

開港のまちである中区は、かねてから外国人住民が多く、2019年調査では外国人居住人口も比率も市内で最も多くなっています。このため中区は、国籍やルーツによらず誰もが安心していきいきと暮らせるまちを目指し施策を推進しています。
 令和7年度は「中区多文化共生推進アクションプラン」の改定の年に当たりますので、皆様の身近な多文化交流の体験を通してのご意見をお寄せいただきたいと思います。多文化交流事業の拠点は、中区役所となりの「なか国際交流ラウンジ」です。

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