横浜市会議員 中区選出 福島直子

ボイスよこはま 90号 2020年春号

ボイスよこはま 90号

令和元年第4回定例会の論戦より

議案関連質疑

横浜市立図書館の指定管理者の指定について

外部委託の取組み状況とともに、1区1館では少ない図書館の現状を改善すべきと質問しました。
 市長は、図書館を増やすことは時間と経費が必要で簡単ではないが、中央図書館を核に各区の図書館とのネットワークを構築すると共に、隣接7自治体との相互利用に取組み、現在5都市の図書館が利用できるまでになり、残り町田市、逗子市との調整を進めると答弁がありました。

住宅修繕緊急支援事業について

補正予算関連で、昨年の台風により家屋の屋根瓦の飛散や一部損壊の被害も多かったことを踏まえて、被災者に寄り添った施策を要望しました。
 市長からは、きめ細かな広報と被災者への補助制度の案内を送付すると共に、被害想定の1800件程度を超えた場合でも、一刻も早い再建のために予算追加などの必要な対応を講じるとの答弁がありました。

横浜市民病院のリニューアルについて

1960年に開院してから50年以上にわたり、市民の皆様に医療を提供してきた横浜市民病院は、老朽化などのため現所在地の近くに新病院を建設中で、今年5月に開院が予定されています。
 利用者にとって現病院の利用時に課題となっている、混雑時のタクシー乗り場や駐車場の改善について市長に質問し、「タクシー専用の待機場所の設置、地下に現在の2倍の駐車場を設け、利用者の入庫待ち解消を図る」との答弁がありました。さらに、新病院は延床面積が現病院の1.5倍となるため、利用者の移動、医療従事者のオペレーションなどの課題対策について質問しました。
 市長より「新病院での職員の動線を含めて効率的な運用マニュアルを検討中。効率的なオペレーションを目指す。」との答弁がありました。

一般質問

障がい者のご家族等への防災パンフレットを作成

障がいのある方が災害時に安心して避難できるよう、平時の取組の強化を要望しました。
 林市長から、障がいのある方を対象に、避難場所や緊急連絡先を記載するパンフレットを新たに作成。障がいのある方が地域の避難訓練に参加し、平時から住民同士のコミュニケーションが図れる啓発活動にも努めるとの答弁がありました。

災害時の情報発信にSNSの活用を

市民の避難判断には、行政によるいち早い状況把握と、適切な情報発信が重要であり、積極的にフェイスブックやラインなどのSNSを活用すべきと訴えました。
 市長からは、SNSは、被害の状況などの多くの情報を瞬時に得られることや、関係者間で即時に情報共有できる等のメリットがあり、活用を検討していくとの答弁がありました。

災害ボランティアセンターの情報発信

災害発生時は、市内外のボランティアの方に対して、市の被災状況やボランティアセンターの設置状況などをいち早く伝えていくことが重要と訴えました。
 市長から、今後はより迅速に、横浜市及び区のトップページや、横浜市社会福祉協議会のホームページに、受け入れに関する情報を掲載・発信するとの答弁がありました。

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