横浜市会議員 中区選出 福島直子

市政レポート Vol.56

市政レポート Vol.56

受動喫煙のない公園実現のぞむ


キンモクセイ香る候となりました。公園で憩いのひと時を過ごしてみたくなる季節ですが、そんな時にタバコの匂いが漂ってくると、嫌煙家の私は慌てて息を止め発生源を探して遠ざかります。愛煙家にも、快適な公園で喫煙しながら過ごす権利があることは理解しますが、風向きにより誰が受動喫煙することになるか分からない「公共空間」の公園では「喫煙しない」という配慮を求めたいものです。

山下公園等で禁煙を試行

横浜市がこの夏行ったアンケート調査で自由意見欄への記入者の6割から「公園内は禁煙か分煙にすべき」との意見が寄せられたそうです。

 公園でゴミ拾いをすると吸い殻の多さには呆れるばかりですし、ベンチや砂場のある公園ではその周囲の吸い殻に幼児が触れようとする光景を度々目にします。先のアンケートに答えた子育て世代の8割は、公園利用中に「喫煙を迷惑と感じた」としています。

 そこで横浜市は10月14日〜11月19日に山下公園等市内5か所の公園で全面禁煙を試行し、利用者の反響を調査した上で公園での喫煙の今後の方向性を検討するとしました。愛煙家からの意見もぜひお伺いしたいです。

「公園は禁煙」の条例を

私たち公明党はこれまで公園での禁煙を検討すべきとしてきましたが、今定例会では「条例化を視野に公園での喫煙禁止」をと訴えました。市長は「実効性ある対策を確実に進める」と答弁しており、早期の実現を願うものです。

自宅での喫煙にも課題が

改正健康増進法の施行もあり、家族への配慮から換気扇下やベランダで喫煙する人の話を耳にします。しかし集合住宅等で、そうした近隣からの副流煙に悩んでいるとの相談も寄せられています。愛煙家には健康のためにも「卒煙」を検討頂くようお願い致します。

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