横浜市会議員 中区選出 福島直子

ボイスよこはま 105号 2023冬号

ボイスよこはま 105号 2023冬号

令和5年 第3回定例会における論戦から


令和5年第3回定例会は、令和4年度決算特別委員会も含む43日間の日程で行われました。
 6月27日に第61代副議長に選任された福島直子市議は、第一日に行われた議案関連質疑の午後の部において初の議長職を務めました。
 この定例会では公明党から、議案関連質疑に尾崎太議員(鶴見区)、一般質問に市来栄美子議員(都筑区)が登壇しました。
 なお第4回定例会は、11月30日開会の予定です。

議案関連質疑
尾崎 太(鶴見区選出)
プラスチックごみの分別・リサイクルの推進

横浜市では、脱炭素社会の実現に向け、現在のプラスチック製容器包装に加え、プラスチック製品を対象とする分別・リサイクルの拡大を、令和6年度中から市内の一部地域で開始します。約20年ぶりの大きなルール変更となり、ひとり暮らしの学生や高齢者、さらに外国人も含め、すべての市民の協力が必要です。現在はSDGsや脱炭素に加え、自治会加入率の低下やSNSの普及など、社会環境が大きく変化しており、市民一人ひとりに伝わる広報の必要性を市長に求めました。
 市長からは、「環境事業推進委員や連合町内会の皆様など、日頃から地域で御活躍頂いている方々への丁寧な説明や、商業施設や主要駅での啓発活動、さらにホームページやSNS等での動画を活用した広報などに取り組む」との答弁がありました。

一般質問
市来 栄美子(都筑区選出)
産後母子ケアのさらなる充実を

一方で、身近に里山のない中区などで貴重な公園の緑は、国費、市債、一般財源などを使って維持していますが、厳しい税収環境のもとで、毎年その必要額を確保するのに苦慮しているのも現実です。
 例えば、関内駅から南区に向かって細長く続く「大通公園水の広場」では、数人で始めた市民ボランティアが「公園愛護会」として活発に活動するまで努力を重ね、過日横浜市から団体表彰を受けるまでになりました。
 しかしこの間、初夏のタチアオイなど花々を見事に咲かせ、公園を快適に維持するためには公園愛護会に対する活動助成金だけでは不十分であることを私も活動に参加する中で実感してきました。そこで、公園自らが必要な維持管理費の一部を”稼ぐ”ようなあり方も模索すべきと訴えてきました。現在横浜市は「サウンディング型市場調査」により民間から大通公園の活用提案聞き取りを行っており、結果が注目されます。
 緑滴る魅力的な公園で市民が憩う平和な横浜をめざし、今年も額に汗してまいる決意です。

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